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ATK

  

ATKのビルド

ATK(Accessibility Toolkit)はアクセシビリティの機能を提供します。 アクセシビリティとは、年齢や障害の有無に関係なく、どんな人でも簡単に情報やサービスを利用可能にすることを指します。

  
ATKは、後ほどビルドする GTK+, GIMP に組み込まれます。
  
ソフトウェアの世界では、マウスによるキー入力を可能にする『スクリーンキーボード』、マウスカーソル付近を拡大する『拡大鏡』、画面に表示されている文字を音声で読み上げる『音声化』などが該当します。

ソースファイルの展開

まず、ソースファイルを展開します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


cd /working/sources
tar xvf /working/sources/atk-2.6.0.tar.xz
cd atk-2.6.0

 

パッチの適用

次に、パッチを適用します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


patch -Np1 < ../atk-2.6.0-enumtypes.patch

 

configure

続いて、configureを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


CPPFLAGS="-march=pentium -mtune=pentium -I/working/gimp/include" \
LDFLAGS="-L/working/gimp/lib -L/working/gimp/bin" \
./configure \
  --prefix=/working/gimp > ../configurelog.atk 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../configurelog.atk

 

ビルド

続いて、ビルドを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


make

 

makeが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール

続いて、インストールを行います。 MinGW Shell上で以下を実行します。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

  
  

まとめ

ATK(Accessibility Toolkit)はアクセシビリティの機能を提供します。

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