Cairoは2次元グラフィックスの描画の機能を提供します。 デバイスに依存しない描画機能を提供することが目的のため、X Window SystemにもWindows(GDI)にもmacOS(Quartz)にも描画することができます。
まず、ソースファイルを展開します。 MinGW Shell上で以下を実行します。
cd /working/sources tar xvf /working/sources/cairo-1.12.6.tar.xz cd cairo-1.12.6
次に、パッチを適用します。 MinGW Shell上で以下を実行します。
patch -Np1 < ../cairo-1.12.6-ssizet.patch
続いて、configureを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。
CPPFLAGS="-march=pentium -mtune=pentium -I/working/gimp/include" \ LDFLAGS="-L/working/gimp/lib -L/working/gimp/bin" \ ./configure \ --prefix=/working/gimp > ../configurelog.cairo 2>&1
configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。
cat ../configurelog.cairo
正常に終了したかどうかの確認の他に、バックエンドとしてFreeTypeとFontoconfigおよびWin32がサポートされていることを確認する必要があります。
configureの結果の "The following font backends" の FreeType と Fontconfig および Win32 が yes となっていることを確認してください。
...(省略)... The following font backends: User: yes (always builtin) FreeType: yes Fontconfig: yes Win32: yes Quartz: no (requires CoreGraphics framework) ...(省略)...
続いて、インストールを行います。 MinGW Shell上で以下を実行します。
make install
インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。