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zlib

  

zlibのビルド

zlibはデータの圧縮・伸長の機能を提供します。

  
zlibは、後ほどビルドする GLib, libpng, FreeType, Cairo, TIFF, Little CMS, Ghostscript, Poppler, GIMP に組み込まれます。

ソースファイルの展開

まず、ソースファイルを展開します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


cd /working/sources
tar xvf /working/sources/zlib-1.2.7.tar.xz
cd zlib-1.2.7

 

configure

configureは実行しません

  
zlibはautoconfに対応しています(つまり、configureスクリプトを持っています)。 しかし、Windows上ではconfigureではなく、特別なMakefileを使う必要があります。
  
READMEファイルに以下のような記述があります。
For Windows, use one of the special makefiles in win32/ or contrib/vstudio/ .

ビルド

続いて、ビルドを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


make -f win32/Makefile.gcc

 

makeが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール(アーカイブライブラリ)

続いて、アーカイブライブラリのインストールを行います。 MinGW Shell上で以下を実行します。


INCLUDE_PATH=/working/gimp/include LIBRARY_PATH=/working/gimp/lib BINARY_PATH=/working/gimp/bin make -f win32/Makefile.gcc install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール(動的リンクライブラリ)

続いて、動的リンクライブラリのインストールを行います。 MinGW Shell上で以下を実行します。


INCLUDE_PATH=/working/gimp/include LIBRARY_PATH=/working/gimp/lib BINARY_PATH=/working/gimp/bin make -f win32/Makefile.gcc install SHARED_MODE=1

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

  
  

まとめ

zlibはデータの圧縮・伸長の機能を提供します。

 
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