intltoolは、国際化(Internationalization)の機能を提供します。 国際化とは、ソフトウェアを様々な国や文化に適合させること、またはその技術を指します。
例えばGIMPは、日本語版Windows上で動作させれば日本語のメニューやメッセージを表示し、英語版のWindows上で動作させれば英語のメニューやメッセージを表示します。
つまり、同一のソフトウェアが、環境に応じて様々な言語を表示しているわけです。 これは、GIMPが国際化されたソフトウェアであるためです。
intltoolは、ソースコード中の文字列を、各言語用に用意されている外部ファイルで定義されている文字列に置き換える機能を提供します(メニューやメッセージの文字列)。 つまり、文字の翻訳の機能を提供します。
まず、ソースファイルを展開します。 MinGW Shell上で以下を実行します。
cd /working/sources tar xvf /working/sources/intltool-0.40.6.tar.bz2 cd intltool-0.40.6
続いて、configureを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。
CPPFLAGS="-march=pentium -mtune=pentium" \ ./configure \ --prefix=/working/tools > ../configurelog.intltool 2>&1
configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。
cat ../configurelog.intltool
続いて、インストールを行います。 MinGW Shell上で以下を実行します。
make install
インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。