Pangoは国際化されたテキストをレイアウトするための機能を提供します。 テキストは、言語によって右から左に読み進むもの、日本語のように横書きでも縦書きでもよいものもありますが、そのような言語や文化による違いを吸収するためのライブラリです。
まず、ソースファイルを展開します。 MinGW Shell上で以下を実行します。
cd /working/sources tar xvf /working/sources/pango-1.29.5.tar.xz cd pango-1.29.5
次に、パッチを適用します。 MinGW Shell上で以下を実行します。
patch -Np1 < ../pango-1.29.5-enumtypes.patch
続いて、configureを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。
CPPFLAGS="-march=pentium -mtune=pentium -I/working/gimp/include" \ LDFLAGS="-L/working/gimp/lib -L/working/gimp/bin" \ ./configure \ --prefix=/working/gimp \ --with-included-modules=yes \ --with-dynamic-modules=no > ../configurelog.pango 2>&1
configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。
cat ../configurelog.pango
正常に終了したかどうかの確認の他に、バックエンドとしてCairoとWin32およびFreeTypeがサポートされていることを確認する必要があります。
configureの結果の backends に Cairo と Win32 および FreeType が表示されていることを確認してください。
...(省略)... config.status: executing pango/module-defs-fc.c commands config.status: executing pango/module-defs-win32.c commands config.status: executing pango/module-defs-atsui.c commands config.status: executing pango/module-defs-coretext.c commands config.status: executing pango/module-defs-lang.c commands config.status: executing pango/pango-features.h commands config.status: creating pango/pango-features.h config.status: pango/pango-features.h is unchanged configuration: backends: Cairo Win32 FreeType
続いて、インストールを行います。 MinGW Shell上で以下を実行します。
make install
インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。