トップ > ビルド > GTK+に必要なライブラリ群のビルド >
FreeType

  

FreeTypeのビルド

FreeTypeはフォントのラスタライズの機能を提供します。 ラスタライズとは、スケーラブルフォントを点の集まりに変換することを指し、ビットマップ化とも呼ばれます。

  
FreeTypeは、後ほどビルドする Fontconfig, Cairo, Pango, Ghostscript, Poppler, GIMP に組み込まれます。
  
FreeTypeはTrueTypeフォント、OpenTypeフォント、Type1フォントなどのフォントをサポートします。

ソースファイルの展開

まず、ソースファイルを展開します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


cd /working/sources
tar xvf /working/sources/freetype-2.4.10.tar.bz2
cd freetype-2.4.10

 

configure

続いて、configureを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


CPPFLAGS="-march=pentium -mtune=pentium -I/working/gimp/include" \
LDFLAGS="-L/working/gimp/lib -L/working/gimp/bin" \
./configure \
  --prefix=/working/gimp \
  --disable-static > ../configurelog.freetype 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../configurelog.freetype

 

ビルド

続いて、ビルドを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


make

 

makeが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール

続いて、インストールを行います。 MinGW Shell上で以下を実行します。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

  
make installを複数回実行しないと通らない場合があります。
  
以下のように "No such file or directory" のエラーが発生するかもしれません。 しかし、このエラーは問題ありませんので、次へ進んでください。
...(省略)...
          /bin/install -c -m 644                                           \
            $P /working/gimp/include/freetype2/freetype/config ; \
        done
rm -f /working/gimp/include/freetype2/freetype/cache/*
rmdir /working/gimp/include/freetype2/freetype/cache
rm -f /working/gimp/include/freetype2/freetype/internal/*
rmdir /working/gimp/include/freetype2/freetype/internal
rmdir: /working/gimp/include/freetype2/freetype/internal: No such file or direct
ory
make: [install] Error 1 (ignored)
...(省略)...
  
  

まとめ

FreeTypeはフォントのラスタライズの機能を提供します。

メニュー