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GLib

  

GLibのビルド

GLibは標準CライブラリであるGlibcには含まれていない細かな機能や、Glibcで提供されていても移植性に問題のある機能などを提供します。

  
GLibは、後ほどビルドする ATK, Cairo, Pango, GDK-PixBuf, GTK+, Poppler, GEGL, gettext, GIMP に組み込まれます。
  
移植性の問題とは、メモリのバイトオーダ(ビッグエンディアンかリトルエンディアンか)などの問題です。

ソースファイルの展開

まず、ソースファイルを展開します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


cd /working/sources
tar xvf /working/sources/glib-2.33.3.tar.xz
cd glib-2.33.3

 

configure

続いて、configureを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


CPPFLAGS="-march=pentium -mtune=pentium -I/working/gimp/include" \
LDFLAGS="-L/working/gimp/lib -L/working/gimp/bin" \
./configure \
  --prefix=/working/gimp \
  --disable-modular-tests > ../configurelog.glib 2>&1

 

configureが終了したら、ログファイルに出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。


cat ../configurelog.glib

 

ビルド

続いて、ビルドを実行します。 MinGW Shell上で以下を実行します。


make

 

makeが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

インストール

続いて、インストールを行います。 MinGW Shell上で以下を実行します。


make install

 

インストールが終了したら、画面に出力された内容を参照し、正常に終了したことを確認します。

  
  

まとめ

GLibは標準CライブラリであるGlibcには含まれていない細かな機能や、Glibcで提供されていても移植性に問題のある機能などを提供します。

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